企業は平和を実現することができるのか

会社の成長とともに社員の成長、そして地域や社会への貢献も目指している企業経営者・事業家の方へ

カテゴリー: 平和とは何か

知らない間に戦争に加担している事実

公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、広範囲に小型爆弾をまき散らすクラスター爆弾をつくる米国企業の株式を約192万株も保有していたことが分かったそうです。(※参照1)

 

記事によると

・GPIFの投資先は、運用を一任した専門機関が判断して決めている
・クラスター弾を製造する企業の株式保有を禁止していない
・企業経営に影響を与えないようにするため、個別銘柄への投資をやめるよう指示もしない

とのことなのですが、個人的には、そんな会社に使われているなんて・・・と、ショックです。が、ショックを受けてばかりではいられません。

 

コレを見て、大切なのは、私たちが何を考え、どう感じ、何を学ぶか、ということだと思います。

以前、私たちが銀行に預けたお金がどう使われているか、考えてみること、調べてみることが大切ですよね、というお話をシェアしました。

 

 

ということで、できるだけ元情報を辿れるよう調べ、私も正直、初めてここまで学んだことをシェアします。

国連で提唱されている、「責任投資原則」というものがあります。

世界共通のガイドラインで、署名機関から構成される国際的ネットワークで6つの原則を実践することを目的としています。

端的に言うと、投資判断において、環境(E)、社会(S)、コーポレート・ガバナンス(G)を考慮しましょう。という約束です。

なぜなら、持続可能な世界の実現にあたって、投資家の役割として、企業が短期的な利益を追求するのではなく、環境および、社会全体にとって利益となる長期的な視点を持ち、企業活動を行うことが不可欠である。

投資家がその視点を持ち、重視することで企業もまた、取り組みを促進することになる。その結果、投資収益を増やすことができる。

まずは、機関投資家の活動を通じて、環境及び、社会全体に目に見える利益をもたらしていこうじゃないか。(※参照2)という主旨です。

そして、6つの原則には「投資先とともに、ESG問題に取り組みます」とか「投資先の企業に対して、ESG課題について適切な開示を求めます」などがあります。

信託銀行、保険会社や企業年金基金など、日本でも署名しているところは多いのですが、GPIFは平成27年9月28日の発表でこの「責任投資原則」の署名機関になったことを発表しています。(※参照3)

当時は、GPIFの署名によって、他の年金基金などにもよい影響が広がるのでは、という希望も持たれたようですが・・・

「スウェーデンなどでは、武器製造に関わるなど特定の企業の株式を公的年金の投資対象から外す措置を講じている。」(※参照1)ともあります。

この事実をどう受け止め、どう自分の行動に落とし込むのか。

今すぐ、これを変えることはもしかしたらできないかもしれませんし、なかなか、じゃあどうしたらいいの?と困るかもしれません。

直接的な行動を、今すぐ、私ができなくても、こういう事実を、ひとつひとつ知っていくことも、大切なことではないでしょうか。

 

 

※参照1:朝日新聞デジタル「GPIF、クラスター爆弾製造の米企業の株保有
※参照2:責任投資原則
※参照3:年金積立金管理運用独立行政法人 プレスリリース「国連責任投資原則への署名について

 

「平和」とは何か

昨年8月に広島で開催され、
鬼丸さんも登壇された「世界平和のための世界経済人会議」

あるパネラーのプレゼンが印象的でした。

 

突然ですが、
「戦争をイメージしてください」
と言われたら、どんなことをイメージしますか?

武器とか、瓦礫だらけで荒廃した街とか、
怪我をした人、人々が泣き叫ぶ様子、
亡くなった人・・・

たいていの人が同じイメージを持ちます。

 

一方、平和は・・?

例えば、「平和」で画像検索をしてみると、
白い鳩とか、手を繋いでいる人だったり、
イラストだったり、ぼやっとしています。

平和って、すごく漠然としています。

平和=ハトのイメージのとき、
平和に向けて活動しようよ!と言われても、
何をしたらいいか分からないですよね…

 

前回「鬼丸昌也はNPO活動だけやるべきか
でもお話をしたのですが、

平和に取り組むということは、

一人ひとりが平和について考えること

一人ひとりが、自分の頭で考え、判断し、決断できる力をつけること

が大切だと思っています。

本当に今は、インターネットを通じて、誰もがメディアとして発信ができます。

正しい情報、操作された情報、いろんな情報に溢れています。

本当か嘘かわからないようなことが、
活字だけで独り歩きしているのもよく見ます。

文字や情報を鵜呑みにせず、
一人ひとりが、自分の頭で考え、判断し、決断できる力をつけること。

今の日本のように、
安全や安心がある程度担保された上であれば
平和に対する、人々のイメージがバラバラになり、
一人ひとり、平和の概念が異なってしまいます。

ある人にとっての戦争が、
関わる人にとっての戦争でない、
ということはほとんどないと思います。

でも、ある人にとっての平和が、
関わる人にとっての平和になりえない、
ということは起こり得るのではないでしょうか。

 

そしたら「平和」っていったい何なんだ!!

そして、それを自分自身が実現する方法は・・
どうやったら私が平和の実現に貢献できるんだ!!

 

それを一人ひとり、考えたい、導き出したいのです。
おそらく、正解なんてなくて、
ある意味どれも正解だとも言える状態になると思います。

 

鬼丸さんの言葉で言うと、
テラ・ルネッサンスの目的である、

「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」

です。

 

ちなみに、これ、
すべての「生命が」というところがポイントだそうです。

すべての「人」じゃないんです。

すべての「生命」・・・
それは、動物も、植物も、微生物、細菌も!

人にとって、平和な状態でも、
動物にとって、植物にとって、
絶滅に瀕するなど平和な状態でなけば、
それは平和の実現とはいえない。

地球全体の平和の実現。

そういうことだと認識しています。

 

ちなみに、テラはラテン語で「地球」
ルネッサンスは英語で「再生、復興」という意味があり、
テラ・ルネッサンスという名称には
「よみがえる・蘇生する」といった意味が込められているそうです。

 

今、分かっていることは、
平和は漠然としていて、
どうやら、一人ひとり違いそうだということ。

平和は、ある一つの側面、
例えば人の立場だけでは語ることが出来ず、
あらゆる視点、および、地球の存続という長期的な視点も必要。

この、漠然とした、平和の概念を
まずは、どういうものなのかを、
それぞれの立場、役割、得意分野で分解して、
そして、長期的な視点で平和を実現する行動とは何か、
果たして実現が可能かも含めて、
考えながら行動していくしかないのではないでしょうか。

地球を大事になさい。
これはあなたが親からもらったものではないのです。
あなたの子どもたちが貸してくれているだけなのです。
(古代インドのことわざ)

 

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